「システムエンジニア」という呼び方が指す職業は分野が幅広く、作業の内容や働く場所、動かすモノなどで分類されています。

一般的には以下のように分類され、それぞれ仕事内容も異なってきます。

  • WEBエンジニア
  • アプリケーションエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • データベースエンジニア
  • エンベデッドエンジニア
  • etc…

 

WEBエンジニア

WEBエンジニアとは、システムエンジニアの中でもWEB系のシステム開発に特化したエンジニアのことを呼びます。

InternetExplorer(IE)やGoogleChrome等のインターネットブラウザを使用したアプリケーションや、インターネット接続を使用して利用するアプリケーションの開発を行います。

WEBエンジニアはアプリケーションを作り上げる技術・知識はもちろん、ネットワークやインターネット接続に関するセキュリティ対策等も行う必要がありますので、幅広い知識が必要になります。

 

アプリケーションエンジニア

WEBエンジニアで紹介した作業内容も一部含まれますが、実際の現場ではインターネット接続を行わないアプリケーション開発を行うシステムエンジニアを、「アプリケーションエンジニア」と呼ぶことがよくあります。

たとえば、ExcelやAccessのアプリケーション作成や、社内で使用するツール作成などを行うエンジニアにたいして使われる呼ばれ方です。

(私が受注するのはWEBエンジニアや、このアプリケーションエンジニアの案件がほとんどです。)

WEBエンジニアほどのネットワークやインターネットの知識は必要ではありませんが、アプリケーションを実行する環境(MACやWindowsのOS等)に左右されるので、実行環境自体の知識が必要になるエンジニアです。

 

ネットワークエンジニア

今の時代、中小企業であっても社内のネットワークが整備されている会社はたくさん存在しています。

その社内・社外のネットワーク環境を整えているエンジニアが、このネットワークエンジニアです。

ネットワークは会社の生命線と言ってもいい重要な環境であり、その分高い技術・知識が必要になるため非常に専門性の高いエンジニアです。

 

データベースエンジニア

ネットワークエンジニアの紹介で「ネットワークは会社の生命線」とご紹介しましたが、もう一つ重要なものとしてデータベースがあります。

データベースとは、会社の顧客・社員情報や過去の実績を蓄積した、いわば会社の脳と言っていい大事な存在です。

データベースエンジニアは、その会社の脳を構築して守っていくための重要な立場です。

ネットワークエンジニアと同様に高度な専門性を必要とする、社内には必要不可欠な専門家です。

 

エンベデッドエンジニア

エンベデッドエンジニアは、上記でご紹介したエンジニアと比べて少々特殊な専門家です。

彼らの作業は、機械語を使用して開発を行うという点ではアプリケーションエンジニアやWEBエンジニアと似ていますが、搭載される環境はパソコンではなく、自動車や家電製品などの機械制御に特化したモノを作る専門家です。

「組込み系エンジニア」と呼ばれることもあります。

組込み系のシステムはその機械メーカー独自の機械語を使用していることもよくあり、会社内では替えのきかない専門家として活躍している方が多いのも特徴です。

 

 

以上のように、システムエンジニアは工程ごとの呼び方とは別に、その分野によってもいろいろな呼ばれ方があります。

これからシステムエンジニアを目指そうと考えている方は、自分の得意分野や興味のある分野を決めていく上で、参考にしていただければ嬉しいです。