システムエンジニアって理系なの?文系なの?とよく聞かれることがあります。そしてその度に「どっちなんだろう」と考えます。
記事の最初からタイトルを無視したような内容になってしまってますが、結論から言うと、私はどちらが向いているという答えは無いと思っています。
とは言っても、向いている作業・向いていない作業はあると考えますので、以降でご紹介します。
理系が向いている作業工程
プログラミングという工程だけで考えると、理系の方が向いているかもしれません。
私が考えるプログラミングは、数学の証明に似ており、答え(設計書)がある状態で、そこまでの過程を作り上げていくようなものだと思ってます。
ですので、その過程に対する正解は無く、プログラマーによって作りも違えば、記述するコード(プログラム)も数百~数千行と様々です。
文系が向いている作業工程
対して設計書等のドキュメント作成については文系向きで、プログラマーが参考にするための設計書は、見る人がわかりやすいように書くという文章力が必要です。
実際の現場では、顧客の漠然とした要望を頭で理解しつつ、それをわかりやすく文章や図形に書き起こします。
こういった作業は、理系というより、文系の能力が発揮される工程になります。
まとめると、、、
システムエンジニアは得意・不得意はあれど一通りの工程は経験することになります。
経験を踏んだうえで、どの工程に特化したエンジニアになるかどうかを決めていくことになりますので、文系・理系という決めつけはできません。
逆に言えば、文系・理系の枠にとらわれずに、自分の得意な工程を選んで成長していける職業だといえるでしょう。